会長あいさつ

上條会長写真3
 
公益社団法人 長野県社会福祉士会
会長 上條 通夫
 

 今、私たちソーシャルワーカーは、新型コロナウイルス感染予防のために任務を果たす基盤である人と人との関わりが、著しく制限されております。感染予防には非常に苦心しています。私たちが施設等の外部のソーシャルワーカーであった場合には、個別の面接においては、アクリル板越し、窓ガラス越し、Webよる画面越しの面接などであり、全くできない場合も多くあります。代替え手段の面接においては、非言語的な表情や態度などはよく分からず苦心しています。

 このようにソーシャルワークや社会福祉士会の活動が制限された一方で、様々な課題が生じています。経済的な格差が増大、様々なストレスの増大から心の病、DV暴力、さらに、自死者の増加など社会的な課題が増加し、ソーシャルワークが必要な場面は多くなっています。 

 このような状況は、ソーシャルワーカーにとっては、大きなジレンマです。やらねばならないことはたくさんあるのに出来難い状況です。このようなときは、出来るところからやっていく、代替え手段を探しながらやっていくことが大切であり、代替え手段を見つける機会となる社会福祉士会でありたいと思います。

 そして、長野県社会福祉士会は、「中期ビジョン」に基づく事業計画を、弁護士会、司法書士会、行政など関係各位のご協力もいただきながら進め、地域貢献にも努めて参ります。また、社会福祉士会に入っていて良かったと思っていただける会になるように努めて参りますので、皆さまのご協力をお願いいたします。